読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

歴史の方法

近現代日本を調べるためのブックガイド。ググらず自力で調べるのに役立つ、事典や目録などの書物を気ままに紹介していきます。

デビッド・アレン『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』:論文を書くこと2

論文作法

デビッド・アレン『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』

同『ひとつ上のGTD ストレスフリーの整理術 実践編』

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術

 

 

ひとつ上のGTD ストレスフリーの整理術 実践編――仕事というゲームと人生というビジネスに勝利する方法

ひとつ上のGTD ストレスフリーの整理術 実践編――仕事というゲームと人生というビジネスに勝利する方法

 

時間を確保してスケジュールも立てた。けれどやるべきことが多すぎる。スケジュール通りに進まず、文章は溜まらないのにストレスは積もる一方。

その理由は、最初に紹介した

できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書)

のいうような、時間の不足から来るのではないという。

いつどこにいても仕事が舞い込む現代人にとって、時間を確保し、長期的な目標を立てるといった静態的な自己管理は不可能である。

この本の要点は、膨大な仕事を処理するための「行動の管理」の仕方にある。やるべきことを腑分けし、地道なボトムアップを積み重ねるためのシンプルなモデルを提示している。

 

内容を紹介しているサイトはいくらでもあるからそちらに譲る。以下は雑感である。

私たちが物事をこなすときに無意識に行っていることを、収集、処理、整理、レビュー、実行の五つに区分し、それらを全て頭の外で管理させる。頭のなかでこなそうとするからストレスがたまるのだ。脳というOSを機能させるために、外付けHDに余分な情報を出してしまえばよい。

手帳に「論文を書く」と何回書こうが、その論文は完成しない。

論文や史料の名前を書き、それをどう読むかまで(要約するか、目を通すだけでいいか)具体的に行動を細分化する。気になることはすべて収集し、行動するかしないかで処理する。処理したもののうち行動することは手帳にメモして整理する(しないことはしないこと用の箱に入れるなど)。整理したものは適宜見直す。ここまで腑分けすれば行動する際に優先順位はいらない。

頭の中が軽くなった。さてあの論文をコピーしに行こう。