コンサイス日本人名事典
要約:近現代に強い、手軽な人名事典
- 作者: 上田正昭,藤井松一,永原慶二,津田秀夫,藤原彰,三省堂編修所
- 出版社/メーカー: 三省堂
- 発売日: 2008/12
- メディア: 単行本
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書誌情報
内容
- 対象:日本歴史上の全時代にわたり、政治や経済のみならず芸能や学問、さらに沖縄・アイヌ関係や神話・伝説上の人物に至るまで広く収録。
- 収録数:初版は13000名収録。三度の改訂を経て、第五版では15000名収録。近現代の人物で約50%。
- 詳細:人物名、生没年、出生地、学歴といった人物の基礎情報の記載の後、履歴や業績を記述する。著書や参考文献を示す項目もあり。
- 付記:付録は、7世紀後半の官職表、中世姓氏要覧(付略系図)、近代の外国人の三つ。近代の外国人は計200人収録。巻末索引は、人物名の一文字目の画数順の漢字索引。第一版1976年,第二版1990年,第三版1993年,第四版2001年。
参考例
きくなみ かつみ 聴濤克巳 1904~65(明治37~昭和40)昭和期の労働運動家。生香川県。㊫関西学院大。|朝日新聞社に入社し、1945(昭和20)同社労組初代委員長となり、戦争責任追及と新聞の民主化運動を指導した。翌年全日本新聞放送労組初代委員長、産別会議初代議長となり、`47〈2・1スト〉では重要な役割を果たした。同年共産党に入党、「アカハタ」編集局次長となる。`49衆院議員。`50マッカーサーにより公職追放。`58海外より帰国、第7回党大会で中央委員となり、のち幹部会員として活動した。 -p.428より引用
使い方
普通の辞典と大して変わらない。索引は見出し項目の人名のみを対象としている。漢字索引だが、参考例のように読みの分かりにくい字でも、一文字目=聴の画数=17画の漢字を調べ、428aとあるのでp.428の左側の列に行き着ける。
備考
B6変版のハンディサイズで軽いので、気軽に人物を知りたいときに有用。参考文献などはあまり記載されていないが最低限の履歴は分かるので、人物を調べる際のとっかかりとして用いて、その後人物の性格に応じた辞典にあたるとよい。